2014年 11月 29日
東京からミラノに帰ってきてシチリアを感じる |
昨日の夜に東京から帰ってきました。
去年も思ったのですが、直行便で行き来できるっていうのは本当に便利ですね。
両親も「今から乗るよ」と連絡もらってから一晩寝て起きてちょっとしたら成田に着くって感じがして気が楽だなんて言っていました。
今回は、子供の頃の先生の演奏会で演奏させてもらって、久しぶりに父方母方全部の叔父叔母と、従兄弟の一部やその家族にも会うことができ、アルバイトしていた美術館の同期や幼馴染たちとも会え、何年も伴奏していた歌のクラスの勉強会に顔を出せたし・・・
あんまり旅行しない両親と共に箱根に行けたのもよかった。
彼氏は3回目の東京だったのだけど、今回も別行動してもスイスイ地下鉄乗り換えして、きちんとご飯も食べて待ち合わせ場所にやってきて頼もしい限りでした。
「帰る」場所が2つある不思議。
いくら直行便を使っても遠い遠い場所で暮らすことになって家族と別れる時にとても悲しかったけれど、こっちに帰ったらまた「お帰りなさい」と迎えてくれる人たちがいるというのは、嬉しいことです。
飛行機の中で「Benvenuti al Sud(南にようこそ)」というイタリアのコメディ映画を見ました。
別の国か?というほど北イタリアと南イタリア(というざっくりした言い方も結構雑だけど)は違うんだよっていうテーマをやや大げさに面白おかしく描いた映画だったのだけど、彼氏の育ったシチリア流の「おもてなし」がまさにそれだ!って思ってかなり面白かった。
6月に初めてシチリアの親戚に会いに行った時は、訪ねる家全てでコーヒーを勧められ、途中から「実はさっき飲んだから・・」と断ろうとしても「じゃあ、何かお酒でも飲む?」とか「せっかくケーキ焼いておいたから食べて」とかもはや、何か口にするまで絶対帰れない、帰さないという姿勢。
断った時の、ものすごいがっかりした顔を見るとものすごい悪い気がして結局お腹がゴボゴボになるまでコーヒーを飲んでしまい、彼氏と共に昼ごはんが食べられないなんて日も(笑)
実は昨日も、ものすごい「おもてなし」?を受けて、時差ボケ、さらに日本モードから切り替わってなかったのが一気に目覚めました。
普段から数日でも家を空ける時は、念のため私の鍵は全て彼氏の実家に預かってもらっているのだけど、そうすると必ず1回は彼氏パパが家の点検に行ってくれるのです。
ところが今回は2週間も空けたために、なんとママも一緒にやってきて、まさかの
家じゅうピカピカに掃除してくれた上に、帰ったら洗おうと置いておいた洗濯物が洗ってアイロンかけて渡されるという・・・
それだけでもひょえー!だったのだけど、さっきお昼に料理しようと思って棚を開けたら、ここまで掃除されてる(笑)
私は、イタリア人のスーパー主婦みたいに家の中が常に完璧ではないので、さぞやママはやりがいがあったことでしょう・・・
自分以外の人に家をきれいにしてもらったり洗濯してもらうのはちょっと恥ずかしいけど、これはママが無言で「もっときれいにしなさい」と伝えてきているのではなく(伝えているのかもしれないが 笑)「遠くから帰ってきて家がピカピカなら嬉しいだろう」というママの愛であることはさすがに14か月でわかってきたので、昨日今日と両方しっかりお礼を言いました。
ちなみに昨日、空港から実家に行くと待っていたのは、魚のクスクスでした。
前に魚は高いし作るのが大変と言っていた魚のクスクスが用意されてるってもうこれは本当にすごいこと。
東京からスカイプで電話した時は、パパが涙ぐんでいて、どうも息子がとんでもない遠くの国へ行った上に、長野県であった地震のニュースを読んで息が止まりそうなほど心配していたんだなと思いました。
(メールでは地震、大丈夫だからって言ったけど顔を見るまで心配だったんでしょうね)
日本の感覚で言えば、彼氏の両親のしてくれることは「重たい」ことというか、びっくりなこととも言えるのだけど、これは彼らなりのやりかたで、別に不快に感じたことも今までないのでいいかなと思います。
お姑さんが突撃訪問してくるとか色々話は聞くのですが、必ず何かする前にたいていは「今、家にいる?」と連絡があるし、私はシチリアの料理はうまく作れないので、おすそ分けしてもらって作り方教えてもらったりするのはありがたいし、どうしても欲しくないとかしたくないことは頑張って「今は必要ないです」と言うようにしてるので、これでいいのかな。
私は最近月・火がとても忙しいので、日曜のランチでしっかり食べて、たくさんもらった料理を月・火の夜に温めて食べられるというのは本当にありがたい。
・・・そうね、万が一次にママが家に来ても掃除する必要ないくらいきれいな家にはしておくかっては思うけど・・・。やっぱりありがたいけど、ちょっと恥ずかしいもんなー。
去年も思ったのですが、直行便で行き来できるっていうのは本当に便利ですね。
両親も「今から乗るよ」と連絡もらってから一晩寝て起きてちょっとしたら成田に着くって感じがして気が楽だなんて言っていました。
今回は、子供の頃の先生の演奏会で演奏させてもらって、久しぶりに父方母方全部の叔父叔母と、従兄弟の一部やその家族にも会うことができ、アルバイトしていた美術館の同期や幼馴染たちとも会え、何年も伴奏していた歌のクラスの勉強会に顔を出せたし・・・
あんまり旅行しない両親と共に箱根に行けたのもよかった。
彼氏は3回目の東京だったのだけど、今回も別行動してもスイスイ地下鉄乗り換えして、きちんとご飯も食べて待ち合わせ場所にやってきて頼もしい限りでした。
「帰る」場所が2つある不思議。
いくら直行便を使っても遠い遠い場所で暮らすことになって家族と別れる時にとても悲しかったけれど、こっちに帰ったらまた「お帰りなさい」と迎えてくれる人たちがいるというのは、嬉しいことです。
飛行機の中で「Benvenuti al Sud(南にようこそ)」というイタリアのコメディ映画を見ました。
別の国か?というほど北イタリアと南イタリア(というざっくりした言い方も結構雑だけど)は違うんだよっていうテーマをやや大げさに面白おかしく描いた映画だったのだけど、彼氏の育ったシチリア流の「おもてなし」がまさにそれだ!って思ってかなり面白かった。
6月に初めてシチリアの親戚に会いに行った時は、訪ねる家全てでコーヒーを勧められ、途中から「実はさっき飲んだから・・」と断ろうとしても「じゃあ、何かお酒でも飲む?」とか「せっかくケーキ焼いておいたから食べて」とかもはや、何か口にするまで絶対帰れない、帰さないという姿勢。
断った時の、ものすごいがっかりした顔を見るとものすごい悪い気がして結局お腹がゴボゴボになるまでコーヒーを飲んでしまい、彼氏と共に昼ごはんが食べられないなんて日も(笑)
実は昨日も、ものすごい「おもてなし」?を受けて、時差ボケ、さらに日本モードから切り替わってなかったのが一気に目覚めました。
普段から数日でも家を空ける時は、念のため私の鍵は全て彼氏の実家に預かってもらっているのだけど、そうすると必ず1回は彼氏パパが家の点検に行ってくれるのです。
ところが今回は2週間も空けたために、なんとママも一緒にやってきて、まさかの
家じゅうピカピカに掃除してくれた上に、帰ったら洗おうと置いておいた洗濯物が洗ってアイロンかけて渡されるという・・・
それだけでもひょえー!だったのだけど、さっきお昼に料理しようと思って棚を開けたら、ここまで掃除されてる(笑)
私は、イタリア人のスーパー主婦みたいに家の中が常に完璧ではないので、さぞやママはやりがいがあったことでしょう・・・
自分以外の人に家をきれいにしてもらったり洗濯してもらうのはちょっと恥ずかしいけど、これはママが無言で「もっときれいにしなさい」と伝えてきているのではなく(伝えているのかもしれないが 笑)「遠くから帰ってきて家がピカピカなら嬉しいだろう」というママの愛であることはさすがに14か月でわかってきたので、昨日今日と両方しっかりお礼を言いました。
ちなみに昨日、空港から実家に行くと待っていたのは、魚のクスクスでした。
前に魚は高いし作るのが大変と言っていた魚のクスクスが用意されてるってもうこれは本当にすごいこと。
東京からスカイプで電話した時は、パパが涙ぐんでいて、どうも息子がとんでもない遠くの国へ行った上に、長野県であった地震のニュースを読んで息が止まりそうなほど心配していたんだなと思いました。
(メールでは地震、大丈夫だからって言ったけど顔を見るまで心配だったんでしょうね)
日本の感覚で言えば、彼氏の両親のしてくれることは「重たい」ことというか、びっくりなこととも言えるのだけど、これは彼らなりのやりかたで、別に不快に感じたことも今までないのでいいかなと思います。
お姑さんが突撃訪問してくるとか色々話は聞くのですが、必ず何かする前にたいていは「今、家にいる?」と連絡があるし、私はシチリアの料理はうまく作れないので、おすそ分けしてもらって作り方教えてもらったりするのはありがたいし、どうしても欲しくないとかしたくないことは頑張って「今は必要ないです」と言うようにしてるので、これでいいのかな。
私は最近月・火がとても忙しいので、日曜のランチでしっかり食べて、たくさんもらった料理を月・火の夜に温めて食べられるというのは本当にありがたい。
・・・そうね、万が一次にママが家に来ても掃除する必要ないくらいきれいな家にはしておくかっては思うけど・・・。やっぱりありがたいけど、ちょっと恥ずかしいもんなー。
by barcarolaw
| 2014-11-29 00:07
| 日常