2015年 05月 03日
ミラノで半日観光してみた |
今の町にやってきてかれこれ1年8か月。
ミラノまでは電車で約30分。
夜遅くなった時と、用件が朝と晩になっちゃった時なんかはちょっとめんどうだけど、森林公園に囲まれた静かな町(何もないとも言いかえられる)に住んで、仕事や娯楽はミラノに出るという生活リズムはなかなか気に入っている。
昨日からミラノ万博も始まり、それに合わせてミラノは街の色々なところでイベントが開催されていたり、ついこの前まで工事中だったところも大分きれいに整備されて状態が落ち着いて、新しい顔を覗かせている。
1週間に3回くらいは通るスフォルツェスコ城。
お城の周りの道は前は普通に車が通っていたのだけど、今では一部が常に歩行者天国となり、自転車レーンも整備されて朝から晩まで多くの人がのびのびと歩いている。
余談だけれども、地下鉄カイローリ駅(Cairoli)近くのお城の前にあるパニーノの屋台、最近2回友達と食べに行って私は気に入っている。
4ユーロも出せば、出来立ての大きなパニーノを食べられて、お店の前に椅子もあるし、そこがダメでもお城の中にはベンチがいくらでもあるし、天気がよければ芝生に座れないこともない。
パニーノのメニューは山のようにあって、全て写真と説明があるので言葉の問題は一切なく観光客でも大丈夫。(でも、お昼時はほとんど近くで働いている人ばっかり)
今日は、家でご飯食べてきたので横目に屋台を見ながら移動。
久しぶりに暑いくらいに晴れた今日の午後、お城の中で10台のピアノのアンサンブルがあるというので見に行った。
これは、去年私も参加したピアノのお祭りPiano City Milano のイベント。
(去年参加したので今年は残念ながら出られません。)
あまりメロディのない、ピアノを打楽器的に使ったアンサンブルだったのだけど、最初のうちはなんだなんだ?よくわからんなみたいな感じだった観客も、次第にみんなが笑顔になっていく曲で、30分近く楽しめた。
近くでは、ペルゴレージのスタバト・マーテルのリハーサル?(多分)をしていたのでそれもちょっとだけ聴いた。
その後、ずっと工事していたナビリオ運河の方に、ドゥオモ前からトラム3番に乗って行くと、「5月24日広場(Piazza Ventiquattro Maggio)」と呼ばれる場所がすっかりきれいに整備されていた(ちょっと前まで工事中でカオスだった)。また最近、ニュースでもやっていたダルセナ(Darsena 辞書によると「船だまり」だそうな)は、たくさんの人が散歩したり、座って日光浴できるようになっていて、夏に向かってますます訪れる人が増えそうな場所に。
16時ごろはかなり暑くて、袖なしの服で思わず歩いてしまった。
あまりにも暑かったのもあって、ちょっとジェラートでも食べようかということに。
最近去年の記事だけれども
ミラノのおいしいジェラートトップ10という記事
に載ったジェラート屋に行くのが楽しみな私は、Via Vigevano という通りにあるお店に行こうと提案。
着いてみると、結構な列ができていて、それでも並ぼうかなと思った時ふと反対側にIKEAがあるのが見え、看板のフローズンヨーグルトの写真がおいしそうだったのでついついそちらへ。
こんなところにIKEAのお店があるのが珍しかったのだけど、中は意外とすいていてのんびり座ってピスタチオソースのかかったフローズンヨーグルトを食べ、水も無料、トイレもきれいだったので、ちょっとした休憩にこのIKEA使える!!
その後は、ナヴィリオ運河をのんびり散歩・・・と言いたいところだったのだけど、かなりの人出でなんだか人ごみをかき分けて歩いているような感じでした。
途中でそろそろ地下鉄のポルタ・ジェノヴァ駅(Porta Genova)に向かおうかと言っていた時に、たまたま目に入ってきたメルカート(市場)の文字。
よく見ると線路沿いの一部を整備したようなので近寄ってみると、倉庫のような建物の中にビールなどのスタンドや、肉の焼いたのなどのスタンド、奥には大きなパンが売っていたりして、外からちょっとわかりにくいためなのか、そこまでまだ人だかりになっていない。
もともとどこかでパン買って帰ろうと思っていたので、天然酵母のパンを1切れ(って言っても500gくらいあったけど)買ってすぐに食べてみると、ちょっとすっぱいドイツパンみたいな感じで(でも柔らかい)とてもおいしかった。
普段買ってるパンよりおいしいけど、ちょとお高いのでまた今度近くまで行ったらちょっとだけ買っておいしい野菜料理と一緒に食べよう。
ちなみに今夜はこのパンと、モッツァレラ、舞茸みたいなキノコの炒めもの(昼の残り)、じゃがいも、ズッキーニ、ナス、赤たまねぎのオーブン焼き(一昨日の残り)、白いんげんの煮物(ローズマリーとサルビア風味)を食べた。
夏が近づいてきて好きなナスやズッキーニが安くなってきて嬉しい。
それから最近南イタリア・カラブリア州の赤玉ねぎを普通の玉ねぎのようにも、日本の長ネギみたいな使い方の両方で使っている。とってもおいしい。
その後、少し前に買おうか迷って値段が書いてなかったからやめたバッジを買いにガリバルディ駅の方へ。
なぜバッジか??
思い出すだけでも忌々しいので詳しくは書かないけれども、コートの目立つ部分にざっくり刃物で切られたみたいな後が残ってしまい(2センチくらいかな)、それを隠せるバッジをここのところずっと探していて、色々見たけどCorso Como のこじゃれたセレクトショップに買える値段でなかなか素敵なバッジを発見。
閉店間際に飛び込んで、オレンジ色の布でできたものを購入。
はあ、これでやっとコートを堂々と着られるな。
今日は食事こそミラノでしていないけれども、楽しい半日観光だった。
時々断片的に思い出すのだけど、2002年の3月に高校の同級生と初めてイタリアに観光で来た時(私にとっては初の海外)、ミラノはツアーの最後の街で、2人でドゥオモ、ガッレリア、ブレラ美術館、アンブロシャーナ絵画館、スフォルツェスコ城(ピエタの像も見たということは美術館もか)、近代美術館、インドロ・モンタネッリ庭園(モンテナポレオーネの近くから入った)に行き、これだけ見ても2日目の午後に時間が余って、とうとう「適当にトラムに乗ってみようよ、怖くなったら逆のトラムに乗って戻ればいいんだから。」とどちらともなく言い、適当に乗った末に着いたのがポルタ・ジェノヴァ駅の近くだった。
(多分ドゥオモから3番に乗ったのだろう)
あの時すごく遠くに来てしまった!という感覚があったのだけど、今日久しぶりにトラムに乗って、ドゥオモから意外とすぐでもなかったので、あの時内心かなり冷や汗だったんだろうなあと思った。
しかし、あの時はまさか自分が13年後にミラノをぶらぶらしてるなんて思わなかったよ。本当にもう。
ミラノまでは電車で約30分。
夜遅くなった時と、用件が朝と晩になっちゃった時なんかはちょっとめんどうだけど、森林公園に囲まれた静かな町(何もないとも言いかえられる)に住んで、仕事や娯楽はミラノに出るという生活リズムはなかなか気に入っている。
昨日からミラノ万博も始まり、それに合わせてミラノは街の色々なところでイベントが開催されていたり、ついこの前まで工事中だったところも大分きれいに整備されて状態が落ち着いて、新しい顔を覗かせている。
1週間に3回くらいは通るスフォルツェスコ城。
お城の周りの道は前は普通に車が通っていたのだけど、今では一部が常に歩行者天国となり、自転車レーンも整備されて朝から晩まで多くの人がのびのびと歩いている。
余談だけれども、地下鉄カイローリ駅(Cairoli)近くのお城の前にあるパニーノの屋台、最近2回友達と食べに行って私は気に入っている。
4ユーロも出せば、出来立ての大きなパニーノを食べられて、お店の前に椅子もあるし、そこがダメでもお城の中にはベンチがいくらでもあるし、天気がよければ芝生に座れないこともない。
パニーノのメニューは山のようにあって、全て写真と説明があるので言葉の問題は一切なく観光客でも大丈夫。(でも、お昼時はほとんど近くで働いている人ばっかり)
今日は、家でご飯食べてきたので横目に屋台を見ながら移動。
久しぶりに暑いくらいに晴れた今日の午後、お城の中で10台のピアノのアンサンブルがあるというので見に行った。
これは、去年私も参加したピアノのお祭りPiano City Milano のイベント。
(去年参加したので今年は残念ながら出られません。)
あまりメロディのない、ピアノを打楽器的に使ったアンサンブルだったのだけど、最初のうちはなんだなんだ?よくわからんなみたいな感じだった観客も、次第にみんなが笑顔になっていく曲で、30分近く楽しめた。
近くでは、ペルゴレージのスタバト・マーテルのリハーサル?(多分)をしていたのでそれもちょっとだけ聴いた。
その後、ずっと工事していたナビリオ運河の方に、ドゥオモ前からトラム3番に乗って行くと、「5月24日広場(Piazza Ventiquattro Maggio)」と呼ばれる場所がすっかりきれいに整備されていた(ちょっと前まで工事中でカオスだった)。また最近、ニュースでもやっていたダルセナ(Darsena 辞書によると「船だまり」だそうな)は、たくさんの人が散歩したり、座って日光浴できるようになっていて、夏に向かってますます訪れる人が増えそうな場所に。
16時ごろはかなり暑くて、袖なしの服で思わず歩いてしまった。
あまりにも暑かったのもあって、ちょっとジェラートでも食べようかということに。
最近去年の記事だけれども
ミラノのおいしいジェラートトップ10という記事
に載ったジェラート屋に行くのが楽しみな私は、Via Vigevano という通りにあるお店に行こうと提案。
着いてみると、結構な列ができていて、それでも並ぼうかなと思った時ふと反対側にIKEAがあるのが見え、看板のフローズンヨーグルトの写真がおいしそうだったのでついついそちらへ。
こんなところにIKEAのお店があるのが珍しかったのだけど、中は意外とすいていてのんびり座ってピスタチオソースのかかったフローズンヨーグルトを食べ、水も無料、トイレもきれいだったので、ちょっとした休憩にこのIKEA使える!!
その後は、ナヴィリオ運河をのんびり散歩・・・と言いたいところだったのだけど、かなりの人出でなんだか人ごみをかき分けて歩いているような感じでした。
途中でそろそろ地下鉄のポルタ・ジェノヴァ駅(Porta Genova)に向かおうかと言っていた時に、たまたま目に入ってきたメルカート(市場)の文字。
よく見ると線路沿いの一部を整備したようなので近寄ってみると、倉庫のような建物の中にビールなどのスタンドや、肉の焼いたのなどのスタンド、奥には大きなパンが売っていたりして、外からちょっとわかりにくいためなのか、そこまでまだ人だかりになっていない。
もともとどこかでパン買って帰ろうと思っていたので、天然酵母のパンを1切れ(って言っても500gくらいあったけど)買ってすぐに食べてみると、ちょっとすっぱいドイツパンみたいな感じで(でも柔らかい)とてもおいしかった。
普段買ってるパンよりおいしいけど、ちょとお高いのでまた今度近くまで行ったらちょっとだけ買っておいしい野菜料理と一緒に食べよう。
ちなみに今夜はこのパンと、モッツァレラ、舞茸みたいなキノコの炒めもの(昼の残り)、じゃがいも、ズッキーニ、ナス、赤たまねぎのオーブン焼き(一昨日の残り)、白いんげんの煮物(ローズマリーとサルビア風味)を食べた。
夏が近づいてきて好きなナスやズッキーニが安くなってきて嬉しい。
それから最近南イタリア・カラブリア州の赤玉ねぎを普通の玉ねぎのようにも、日本の長ネギみたいな使い方の両方で使っている。とってもおいしい。
その後、少し前に買おうか迷って値段が書いてなかったからやめたバッジを買いにガリバルディ駅の方へ。
なぜバッジか??
思い出すだけでも忌々しいので詳しくは書かないけれども、コートの目立つ部分にざっくり刃物で切られたみたいな後が残ってしまい(2センチくらいかな)、それを隠せるバッジをここのところずっと探していて、色々見たけどCorso Como のこじゃれたセレクトショップに買える値段でなかなか素敵なバッジを発見。
閉店間際に飛び込んで、オレンジ色の布でできたものを購入。
はあ、これでやっとコートを堂々と着られるな。
今日は食事こそミラノでしていないけれども、楽しい半日観光だった。
時々断片的に思い出すのだけど、2002年の3月に高校の同級生と初めてイタリアに観光で来た時(私にとっては初の海外)、ミラノはツアーの最後の街で、2人でドゥオモ、ガッレリア、ブレラ美術館、アンブロシャーナ絵画館、スフォルツェスコ城(ピエタの像も見たということは美術館もか)、近代美術館、インドロ・モンタネッリ庭園(モンテナポレオーネの近くから入った)に行き、これだけ見ても2日目の午後に時間が余って、とうとう「適当にトラムに乗ってみようよ、怖くなったら逆のトラムに乗って戻ればいいんだから。」とどちらともなく言い、適当に乗った末に着いたのがポルタ・ジェノヴァ駅の近くだった。
(多分ドゥオモから3番に乗ったのだろう)
あの時すごく遠くに来てしまった!という感覚があったのだけど、今日久しぶりにトラムに乗って、ドゥオモから意外とすぐでもなかったので、あの時内心かなり冷や汗だったんだろうなあと思った。
しかし、あの時はまさか自分が13年後にミラノをぶらぶらしてるなんて思わなかったよ。本当にもう。
by barcarolaw
| 2015-05-03 06:48
| ミラノ