2013年 11月 16日
Venezia 2 卒業証書をもらう |
今回ヴェネツィアに行った一番の目的は、6年前に卒業した音楽院の卒業証書を受け取ること。
・・・今、この文を読んで、ん?と思われた方もいるかもしれませんが、
6年前の2007年10月に私は卒業して、
2013年11月に卒業証書を受け取る。
卒業証書って言えば、日本では卒業式の日に何にも言わなくたってもらえるあれです。
イタリア中がこんなことになっているわけではないので、私の状況を一応説明しておきましょう。
私が、音楽院の大学院課程に入学したのは2004年の3月。
・・・もうここから、おかしいことが実はわかります。
普通、欧米は秋から新学期が始まるのに、3月に始まったんです。
ヴェネツィア音楽院は、2002年の秋から大学院課程を設置したらしいんですね。
ところが、まあ始めてみたもののともかく順調にいかなかったみたいで、2003年の夏から秋にかけて行う入学試験が行われなかった。
理由はよくわかりません(笑)
ちょうど同じころ、そんなことは一切知らない私は、イタリアの音楽院に留学するための情報を集めていたのです。
で、色々紆余曲折あった末に行きついたヴェネツィア音楽院から
「2004年1月に入学試験するから、受けに来ませんか?」
というお誘いを受け、このチャンスを逃すものかと飛び込んだわけです。
で、無事に入学し、ヴェネツィアでの生活も始めたのですが、ともかく最初は自分のイタリア語の能力も低いし、学校は全然授業が始まらず、やっとちょっと学校が機能したかしら?と思っているうちに夏が来て、なんとまあ、私の1年目は終わってしまったのです(笑)
そんなこんなで、ともかく私が在籍した2007年までは大学院課程は「カオスだった」と皆が口をそろえて言う始末。学長選挙とか色々そういうこともあったし。
しかし、カオスって言われても、留学生としてはその前のこととか何にも知らないわけだから、「イタリアの学校ってこんな風にまとまってないのねー。」ぐらいにしか、当時思っていませんでしたが。
(こんな時、自分の変にのんびりというか流れに身をまかせてしまう性格と、図太い?神経ををありがたく思う。)
さて、ちょっと話しがそれていますが
そんなわけで、無事に卒業するという時に同級生から
「卒業証書は申請しないともらえないし、しかもお金かかるし、そして時間かかるんだよ。」
と、聞いたので学生課に行って申請をすると
「完成は、1年後くらいかな。多分。」
という答え。
私はもうその時、日本に帰ることが決まっていたので、まあ、そのうちまたイタリアに遊びに来た時に受け取ればいいか、と当時はそこまで深く考えず帰国。
それから半年後に、卒業時の演奏が評価されて賞を貰えることになり、ヴェネツィアに行くことになったので学生課に行って私の卒業証書はどうなったのかということを聞いてみると
「え?あなた申請した?」
という、恐ろしい答え。
なんとまあ、私の申請書は紛失されていました(笑)
怒りながら、もう一度申請書を提出。
その後、ヴェネツィアにいたお友達にたまに聞きに行ってもらったりしたのですが、まだできていないという答え。
そんなことをしているうちに、気が付くと2011年になっていました。
ヴェネツィアに行くことになったので、すぐに音楽院に行って卒業証書のことを聞いてみると
「悪いんだけど、もう一回申請書書いてくれない?」
という、身の毛もよだつような答え。
この4年何してたんですかね?(笑)
2012年、再びヴェネツィアに行くと、今度は申請書は失くされたなかったけど、まだできてない。
そして、やっと2013年の4月にメールで卒業証書ができたことのお知らせを貰ったのです。
ソプラノの麻子ちゃんから、すごく学生課が混んでいて、部屋が開けられる30分前くらいには行って並ぶ方がいいよと言われていたので、忠告通り30分前に行ってみると
すでに4人待ってる。
(一番前の人なんて、1時間前から並んでるって得意げに言っていたけど・・・それ得意げに言うか?)
私の後ろに並んでいた、麻子ちゃんのお友達のイタリア人も卒業証書もらうのに時間かかったと言っていたので、「私なんか6年だよ、6年!」と、得意げに色んなところで私は触れ回ったけど、ともかく聞いた話だと早い人でも1年は絶対かかるみたいでした。
6年かかった卒業証書は、32ユーロを払い、無事に私のもとにやってきました。
なんてことない普通の卒業証書なのですが、6年かかったと思うと本当になんだかありがたい物のように思えてくるから面白いです。
でもV氏が額に入れて飾ろうよって出発前に言っていたのですが、
なぜか、税金払ったよっていう証明を表面に貼られてしまったので、非常に見た目が悪くて額に入れる案はなくなりました。
よって、写真も載せません(笑)
しかし、これでやっと本当に音楽院から「卒業」できたような気がします。
現在は、昔に比べて色々音楽院も改善されているようです。よかった、よかった。
・・・今、この文を読んで、ん?と思われた方もいるかもしれませんが、
6年前の2007年10月に私は卒業して、
2013年11月に卒業証書を受け取る。
卒業証書って言えば、日本では卒業式の日に何にも言わなくたってもらえるあれです。
イタリア中がこんなことになっているわけではないので、私の状況を一応説明しておきましょう。
私が、音楽院の大学院課程に入学したのは2004年の3月。
・・・もうここから、おかしいことが実はわかります。
普通、欧米は秋から新学期が始まるのに、3月に始まったんです。
ヴェネツィア音楽院は、2002年の秋から大学院課程を設置したらしいんですね。
ところが、まあ始めてみたもののともかく順調にいかなかったみたいで、2003年の夏から秋にかけて行う入学試験が行われなかった。
理由はよくわかりません(笑)
ちょうど同じころ、そんなことは一切知らない私は、イタリアの音楽院に留学するための情報を集めていたのです。
で、色々紆余曲折あった末に行きついたヴェネツィア音楽院から
「2004年1月に入学試験するから、受けに来ませんか?」
というお誘いを受け、このチャンスを逃すものかと飛び込んだわけです。
で、無事に入学し、ヴェネツィアでの生活も始めたのですが、ともかく最初は自分のイタリア語の能力も低いし、学校は全然授業が始まらず、やっとちょっと学校が機能したかしら?と思っているうちに夏が来て、なんとまあ、私の1年目は終わってしまったのです(笑)
そんなこんなで、ともかく私が在籍した2007年までは大学院課程は「カオスだった」と皆が口をそろえて言う始末。学長選挙とか色々そういうこともあったし。
しかし、カオスって言われても、留学生としてはその前のこととか何にも知らないわけだから、「イタリアの学校ってこんな風にまとまってないのねー。」ぐらいにしか、当時思っていませんでしたが。
(こんな時、自分の変にのんびりというか流れに身をまかせてしまう性格と、図太い?神経ををありがたく思う。)
さて、ちょっと話しがそれていますが
そんなわけで、無事に卒業するという時に同級生から
「卒業証書は申請しないともらえないし、しかもお金かかるし、そして時間かかるんだよ。」
と、聞いたので学生課に行って申請をすると
「完成は、1年後くらいかな。多分。」
という答え。
私はもうその時、日本に帰ることが決まっていたので、まあ、そのうちまたイタリアに遊びに来た時に受け取ればいいか、と当時はそこまで深く考えず帰国。
それから半年後に、卒業時の演奏が評価されて賞を貰えることになり、ヴェネツィアに行くことになったので学生課に行って私の卒業証書はどうなったのかということを聞いてみると
「え?あなた申請した?」
という、恐ろしい答え。
なんとまあ、私の申請書は紛失されていました(笑)
怒りながら、もう一度申請書を提出。
その後、ヴェネツィアにいたお友達にたまに聞きに行ってもらったりしたのですが、まだできていないという答え。
そんなことをしているうちに、気が付くと2011年になっていました。
ヴェネツィアに行くことになったので、すぐに音楽院に行って卒業証書のことを聞いてみると
「悪いんだけど、もう一回申請書書いてくれない?」
という、身の毛もよだつような答え。
この4年何してたんですかね?(笑)
2012年、再びヴェネツィアに行くと、今度は申請書は失くされたなかったけど、まだできてない。
そして、やっと2013年の4月にメールで卒業証書ができたことのお知らせを貰ったのです。
ソプラノの麻子ちゃんから、すごく学生課が混んでいて、部屋が開けられる30分前くらいには行って並ぶ方がいいよと言われていたので、忠告通り30分前に行ってみると
すでに4人待ってる。
(一番前の人なんて、1時間前から並んでるって得意げに言っていたけど・・・それ得意げに言うか?)
私の後ろに並んでいた、麻子ちゃんのお友達のイタリア人も卒業証書もらうのに時間かかったと言っていたので、「私なんか6年だよ、6年!」と、得意げに色んなところで私は触れ回ったけど、ともかく聞いた話だと早い人でも1年は絶対かかるみたいでした。
6年かかった卒業証書は、32ユーロを払い、無事に私のもとにやってきました。
なんてことない普通の卒業証書なのですが、6年かかったと思うと本当になんだかありがたい物のように思えてくるから面白いです。
でもV氏が額に入れて飾ろうよって出発前に言っていたのですが、
なぜか、税金払ったよっていう証明を表面に貼られてしまったので、非常に見た目が悪くて額に入れる案はなくなりました。
よって、写真も載せません(笑)
しかし、これでやっと本当に音楽院から「卒業」できたような気がします。
現在は、昔に比べて色々音楽院も改善されているようです。よかった、よかった。
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by barcarolaw
| 2013-11-16 00:06
| 旅