2017年 05月 12日
イタリア語でお願いします |
どうもシチリアの情報を探していてここにいきつく方がいるようですが、多分あんまりお役に立ててないんだろうなと思います。
思えば最後にシチリアに行ったのって、2年前?3年前?
とはいえ、シチリアファミリーの中で暮らしているので(お姑さんたちとは同居はしてませんが)
この数年で明らかにシチリアの方言も理解できる割合が上がっていってる感触があります。
夫は普段全くシチリアのアクセントすらないのですが、やっぱり実家に行くと徐々にアクセントがシチリアよりに。
そして毎週日曜日のランチではみんな一応イタリア語で話そうとしてくれる努力は感じるものの、残念ながら5分もそれはもたず(笑)
すぐに方言になってしまうのですが、毎週毎週聞いていると「ああ、あの響きはこういう意味だろう」となってくるわけです。
「チステ」みたいな音がしていたらそれは「そこに行った」という意味でイタリア語だったら「チセイアンダート」
「カッタステ?」は「買ったのか?」でイタリア語だと「アイコンプラート」
割とイタリア語はカタカナに置き換えられるのですが、シチリア方言だと何かと何かの音の間みたいな書き表せない音が結構多くて、
子ども、小さな男の子という時に使う「ビチリッドゥ」はチの部分がヂっぽくも聞こえるし、ドゥもドみたいにも聞こえるし。
お母さんが子供に怒って「ぶつよ!」(性格には頭をたたくよ?なのかな?)っていう時に「カブスキ!」と言っていたのですが
これも完全にイタリア語とは別物。
私は今後もシチリア方言を話すことはないでしょうし、別に理解しなくても生きていけるのですが
人間ってのは繰り返し聞いていると、知らぬ間に理解できるようになるんだなという良い例ですね。
私は日本語も一応標準語で喋っているし、イタリア語も普通に学校や本から習った文法で後は話しながら学んだだけなので
「方言」と標準語をわけて使うという感覚が自分の人生にないわけで、なんというか未知の領域という感じがします。
こんな感じで英語とかフランス語とかも年中聞いてるうちに理解くらいはできる、みたいになりたいですね。・・・て都合がよすぎるか。
by barcarolaw
| 2017-05-12 23:28