2018年 11月 02日
11月ですね |
あれよあれよという間に11月。
今日イタリアはOgnissantiという祝日で、明日は死者の日で祝日ではないのですが金曜日なのでイタリアによくあるポンテ(橋)で多くの学校は休み、仕事でもそうやって休んでる人がいます。
私も今週は学校関係の仕事は学校自体が閉まっていたので休みだったし、ピアノ教えている子供はポンテでどこかに家族と行くと言って休み、そんなわけで1週間ほとんどを家にいたので、つらい暗譜作業をしたり、普段はできないような時間のかかる料理を作ったり。
先週末からイタリア中がひどい雨で、ここ数日ひどい雨ではなくなったものの1日中ジメジメとしているものだから外出する気は起きず。
今日は夫の実家に(いつものごとく)みんなで集合して、テラスで色々お肉を焼いて食べました。
夫の従妹夫婦、叔父さん叔母さんも来ました。
最近姪っ子たちは目を離すと誰かのスマホで、放っておいたら何時間でもかなり下らないビデオをYoutubeで見続けて、怒ってもやめないでスマホを力づくで取り上げて姪っ子2人が大泣きとかそういうことがあるので、今日は古典的にお絵かきしようということに。
それだけだと姪っ子たちはすぐ飽きるので、プラスチックの入れ物いっぱいに果物や野菜の絵をかいて色を塗ってさらにその形にきれいに切るという3段階にしてみたところ、思った以上に2人はハマってくれて、食事する以外の時間のほとんどはギャーギャー言いながらも一緒にひたすら描いて塗って切っての作業をすることに成功。
りんごは別に赤や緑じゃなくてもよくて、青でも黒でもなんでもいいということにすれば、色鉛筆の取り合いにもならない。
私は中学生の時ともかく美術の成績が悪くて、完全に内申点の足を引っ張っていたし、確かに手先が猛烈に不器用なので下手くそである自覚はありました。
ただ、えんぴつ一本でできるデッサンは好きだし結構上手で、でもこれに色を塗り始めると途端にはみ出すわ、色の組み合わせがおかしいとか、外での写生大会では大きな庭園にいるのにどうしても画用紙いっぱいにきれいだなと思った花だけ1つを大きく描きたいとか、朝に写生大会だったのに、夕方の空のがきれいだろうと思って背景をオレンジ色に塗ってしまうとか、これでとっても上手な絵ならいいもののどちらかと言えば下手な上に構図や色がおかしいんだから学校でいい成績が付くわけはなく。
小学校の時は、そんな私の自由で勝手な想像の絵とか作品も「面白いね」と図工の先生はいつも言ってくれて、毎年冬に作る凧は私は1回もまともに作れたことがなかったけれど、それを先生が怒ったり変だということはなくていつも最終的にはいいね!と言ってくれていたからすごく図工の時間が好きで、多分みんなそうだったと思う。
という話を大学出た後に美術科の教育部門で助手をしていた人にしてみたら、今は「こうでなくてはならない」って言ったらだめで、自由な発想とかを大切にする教育をするようになったから、今子供だったら良かったのにね!と言われてしまいました。
まあ、でも特に公立だと成績つけなくてはいけないし、それによって高校受験にも響くし難しいところではあるんでしょうね。
とりあえず自分がもうちょっと器用で、中学生の時美術や技術家庭の成績が良かったら、多分高校音楽科に行かないで普通科に行っていたのではないかなあ。
そんな私ですが、鉛筆一本で色々描くと姪っ子たちが「すっごーい!上手!私にも描いてー!」と毎回言ってくれるので、叔母ちゃんは嬉しくなってついつい何時間も注文通り素敵な服を着た女の子とか、夢のようなケーキとか、色とりどりの毒キノコとか次々と描いちゃうわけです。
by barcarolaw
| 2018-11-02 03:17
| 日常